治療について

無呼吸症候群の治療動向について

女性

睡眠時無呼吸症候群は、いびき、特に無呼吸後の強烈ないびき、日中の強い眠気、熟睡感が無い、起床時の頭痛等に訴え、睡眠中に頻発する呼吸停止、いわゆる無呼吸状態を呈する事を特徴とする疾患です。この疾患の殆どは、気道が閉塞する閉塞型睡眠時無呼吸症候群です。この疾患を完璧に根治させる治療法は、現在のところありません。しかし、さまざまなアプローチがこの疾患に対してなされています。一般的な内科療法として、減量、歯科装具療法、軽鼻的持続陽圧呼吸療法などがあります。また、これらに関わる人として、まずこの睡眠時無呼吸症候群の治療は内科的治療であるため、内科医が中心となっていきます。また減量では、食事療法と運動療法とを併用していく為、管理栄養士や理学療法士等が関与しています。歯科装具療法では、歯科医や歯科衛生士、経鼻的持続陽圧療法では、内科医の中でも呼吸科医や循環器科医と看護師が関与してきます。

治療に際して注意することについて

睡眠時無呼吸症候群の患者さんの多くは、肥満に加え高脂血症、糖尿病、循環器系疾患など、いわゆる生活習慣病を併せ持っている事が多く、積極的な食事療法や運動療法が必要になってきます。特に軽度の睡眠時無呼吸症候群の人たちは、減量を行うだけで、睡眠時無呼吸症候群の常態が軽減するといったケースもあります。閉塞型睡眠時無呼吸症候群の患者さんでは、上気道の形態が健常者のそれと比較して、細くなっています。そこで睡眠時に下顎や舌を前方に押し出すように固定する歯科装具(マウスピース)を装着すると、下顎が下がらないようになるため、いびきや無呼吸が軽減されてきます。現代で最も有効な治療法とされているのが、経鼻的持続陽圧呼吸療法です。これは、睡眠中に鼻につけてマスクより、CPAPという装置により持続的に空気を流し、気道を広げていきます。これにより、睡眠時に気道が閉塞するのを防止します。なをの治療については保険適応となっています。